WORKS
DUOSCENE国立
武蔵野モダニズム
デュオセーヌ国立のデザインコンセプトは、スカンジナビアデザインと日本美を掛け合わせた「武蔵野モダニズム」。武蔵野の豊かな自然の中に佇む、現代的な表情のシニア集合住宅として、そこかしこに武蔵野モダニズムが感じられるデザインとしています。
GOOD DESIGN AWARD 2020を受賞しました。
デンマーク語の「ヒュッゲ(HYGGE)」とは、人と人とのふれあいから生まれる、あたたかな居心地の良い時間や空間のこと。デュオセーヌ国立では、プライベートな住居はもちろんのこと、共用部分にも、家族や友人と一緒にゆったりと過ごせる「ヒュッゲ」な空間や場をいくつも設けています。
緑に囲まれたデュオセーヌ国立は、季節とともに移り変わる自然を大切にしています。地域に開かれた敷地内の「欅ガーデン」は、時と共に、武蔵野の雑木林が再生される予定です。芝の広場は子どもたちに開放され、欅ガーデンの一部に置かれたレイズドベッドでは野菜づくりやガーデニングが楽しめます。
エントランスホールには、左官職人 久住有生氏によるアートワークが、来客者を包み込むようにお迎えします。
その日の気分で選べるつながりかた
これまでの集合住宅のように、プライベートとコモンスペースをはっきりと区切るのではなく、住居としてのプライベートスペースから、セミプライベート、セミコモン、コモンスペース、地域に開かれたレストランや欅ガーデンなどのオープンスペースまでもが、ゆるやかにつながりを保ちながらつながるようになっています。ときには住民と、ときには地域ともつながる。その日の気分で、さまざまな居場所を見つけて過ごせるくらしを考えました。
専有住居(モデルルーム)のカラースキームは 床面と建具に明度のコントラストをつけ シニアの視覚に優しいものとしている。
建具は引戸を採用し限られたスペースをできるだけ伸びやかに感じられるように、照明は間接光で柔らかい光を得、目に負担の少ないようにしている。
武蔵野の風景とともに
四季ごとにさまざまな表情を描き出す、武蔵野の豊かな自然。デュオセーヌ国立の館内に展示された写真作品全七十七点はすべて、写真作家 日出真司氏が、一年半もの期間をかけて撮り下ろした武蔵野の風景シリーズ「武蔵野の息吹」です。写真家の感性によって切り取られた武蔵野の風景は、各フロアのアイデンティティを表現し、わかりやすい動線(ウェイファインディング)としての機能も併せ持っています。
フロアのテーマ
・5F 空
・4F 樹木
・3F 草花
・2F 水辺
・1F 大地
所在地 東京都国分寺市
事業主 フージャースケアデザイン
総合監修 ケアリングデザイン
コンセプト&デザイン 小野由記子 株式会社小野意匠計画
建築意匠: 山﨑壮一 山﨑壮一建築設計事務所
インテリア 原井順子 SCORE
照明監修 手塚昌宏 ヘルスケア照明デザイン研究所
ガーデン 正木覚 エービーデザイン
グラフィック 野口正治 ノグチデザインスタジオ
建築写真 secondwind
2019